行きつけのお店のおばちゃんの距離が近いお話
はじめに
我はたいていの日は1日中会社にこもって仕事をしている関係で、ランチ時などは貴重な外出の機会となります。
そんな貴重な機会にも関わらず、だいたいいつも同じお店に行き、だいたい同じ揚げ物を食してしまうのですが、今日はそのお店にいるパートのおばちゃんのお話。
やたらと気遣いをしてくれるおばちゃん
先に断っておくと、我は仕事以外で他人に干渉されるのがあまり得意ではない上にめんどくさいやつなので、挨拶やお礼など社会人のショートカットキーに登録されているような基本的な言動以外はあまりしません。
そんな我ですが、何年も同じ店に通っていると当然顔を覚えられるわけであり、「いつもありがとうございます。」やら「雨の中ありがとうございます。」などの声をかけてくれるようになります。
これくらいなら別に普通だし、我の方も我の方で「ぁあ、へへへ」などと曖昧な返事をすればいいだけなのです。
しかしこのおばちゃんは違う。「いつもありがとうございます。いつものカウンターの席に置きますね!」「白身魚とメンチカツとコロッケのミックスフライでございまーす!(全部言う)」「お茶はまんなかの台の上にありまーす!」など目の前で大声で言うのである。
おそらく普通の人からするとホスピタリティあふれる対応なのだと思いますが、なにせうるさい。母親のようにうるさい。人間わかっていることを目の前で言われるとうるさく感じるし、我の好きな席や注文した内容がお客さん全員に伝わるのも嫌なのです。
対応策
かといってやめてほしい旨をこちらから言えるわけでもなく、他に安価で食せるランチがない(うどんすら1000円以上のしかない)ので我側で対応する他ありません。
変装
普段は割とラフな格好をしているので。伊達メガネにジャケット、パリッとネクタイを締めて入店したことがありますが、「いつもありがとうございます。」と言われたので効果はなかった。
隠密
おばちゃんに見つかる前に素早く飯と味噌汁をよそい、席につく。しかしおかずを持ってきてもらうときに高確率で顔を合わせることになるので効果なし。
後の先
何かを話しかけられる瞬間にこちらが声をかける作戦。「いらっしゃ・・」「こんにちは雨ですね!」。ただし外から見ていると普通に会話しているだけな上に、我の受けるダメージ量が増えるだけなので1回でやめた。
と、ランチタイムごとに試行錯誤しているものの、結局一番効果があったのは「おばちゃんが自分より常連と談笑しているすきにスッと食券を握らせる。」というテクニックでした。いやムズい。
まとめ
我自身も「なぜこんなに距離が縮まるのがいやなのだろうか。」と考えたことがありますが、たまたま入った店で常連客と店員が談笑しているのを見て「やだなー」を思うことがあり、距離が縮まると自分がその立場になってしまうのではないかという思いがあるからなのかもしれません。
かといって一蘭のような1席ごとに隔離された空間も家畜みたいで嫌なので、ほどよい距離感って難しいですよね。
関係ないけれどこのおばちゃんが外国人に英語で対応していてビビりました。なんでこんなところでパートしているのか。