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ほどほどインターネッツ

今いる場所がニッポンなのか自信がなくなってくる話

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都内つけ麺屋でのできごと

どうも、我です。

ちょっと聞いてくださいよ、我ちゃん普段あんまり夕食とらずにプロテインだけ飲んで健康診断で「軽い飢餓状態です。」といわれたりしてるんですけど、このあいだね急激な空腹(妖怪のしわざ)に襲われてつけ麺屋さんに駆け込んだんですよ。

そしたらね、接客から皿洗いから麺切りerから全員が中国語で会話してるんですよ。でもそんなのは最近のコンビニでもマクドでもよく見る光景だとおもいまんねん。

でもその日はね、店内10卓以上ある席がすべて中国人旅行者で埋め尽くされてたんですよ。我、中国語はなせないけどタモリのモノマネ見てたらなんとなく何語かはわかるアルよね。

もう我以外全員が中国人の空間。そこで我気づいちゃったんですよ、「ひょっとしたら今食べてる小麦粉も、割り箸も、お椀や椅子テーブルも全部中国製じゃないの?」と。

 

場所は環境が作る

そこで我ふと思ったんですよ。「もうここ日本である必要ないよね。」と。

まあつけ麺屋なんて、うまいつけ麺が食せれば日本だろうが中国だろうがブラジルだろうがどこでもいいんですよ、でもそれが観光地の場合はどうなの。

我ちゃん京都に何年も住んでいたことがあって、有名観光地もそれなりに回ったんよね。そのなかで特に印象に残っているのが清水寺

京都を観光したことがある人の99%が訪れたことのあるこの寺。もはや何宗のお寺なのかよくわからないけれど、境内にあふれかえるのは外国人か修学旅行生。で、外国人観光客向けに英語やハングルで書かれた案内板。

「なにこのオリエンタルな雰囲気・・」

我の第一印象がそれでした。雰囲気がハリウッド映画出て来る日本な感じ。

人混みの多さに参り(別の意味で)、早々に寂れたお寺に移動。余談ですけれど、さすが京都にある寺社はどんなに寂れててもものすごい由緒があったりするのでビックリすることがあるよね。

こうして無事に寂び分を補給することができた我でしたが、清水寺はもう行かないなーと思ったのでした。

 

まあ我の場合これでも日本人なので、「和」を味わいたければ他にたくさん行くところはあるんです。でもはるばる海外から来た人たちはその「オリエンタル和」で満足してもらえてるのかなと思っちゃうんですよね。

寿司といえばカリフォルニアロールじゃないけれど、観光地も商売という視点から見たら「外国人が望む日本」を演出していかないといけないのかなと思った出来事なのでした。

 

まあカウンター席に一人だけ社員証を胸ポケットに入れた、小太りの平日ランチ客テンプレみたいなおじさんはいたんだけれどね。