ワキガとされる臭いがどれのことを言ってるのかわからない話
はじめに
はじめに断っておくが我はワキガではない。おそらくワキガではない。まあ例えそうだったとしても話を続ける。
世の中の人がワキガに出会うのは何歳のときだろうか。幸か不幸か我は大人になるまでワキガの特徴を持つ人物に出会ったことはない。ワキガの人と同じ職場だと困難だという話は聞いたことがあるし、手術すると保険が効くという”国が認めたニオイ”らしいことは知っている。
しかし我はワキガの匂いがどんなのか知らない。それはワキガ所持者が近づいてきて、「これがワキガの匂いです。どうぞ。」とやられたことがないからだ。
未知のニオイに対する反応
誰しも生きていると毎日のように初めてのことが起こるわけで、新しいニオイとの出会いもそのひとつである。最近の体験では工業地帯を通りがかったときの科学的なゴムのようなニオイなどがそうだ。
人が未知のニオイと出会ったとき、例えそれがネガティブなニオイであっても好奇心が勝る場合があり、「え、このニオイはなんだろう、くさいな・・スンスン・・やっぱりくさいな・・。」とくさいにもかかわらず何度も嗅いでしまう状況を体験したことはないだろうか。例えばそのニオイが変態おじさんの菊のニオイだったとしても、知らなければどうということはないのだ。
我の場合ワキガがそれで、生活のどこかでワキガのニオイに出会っていたとしても、それがワキガだと認識していなければ未知の好奇心をそそられる独特のニオイということになるのである。
そこで友人にこの疑問を投げかけてみたが、往々にして「それは・・ワキガのニオイだよ。「なんか酸っぱい?やつ」などと要領を得ない回答ばかりいただいた。皆どこで学んだのだろうか。
まあ何が言いたいかというと、大変失礼な話だが我にワキガのニオイを教えてほしい・・できれば若き女子に。
皆はワキガのニオイってどれのことかわかるだろうか。